ヤマミツバ

 概要:

 日本原産の野草。暖地では冬でも常緑である。特有の芳しい香りを持っており、自生種では、歯触りや風味も一層強い。摘んでもすぐに葉が出るので、一年中摘みながらいろいろな料理に利用できる。

 

主な利用方法

お浸し、サラダ、茶わん蒸しなど利用法は多数。

 

栽培の方法

栽培上の特性

 半日蔭から日陰の少し湿り気があるところが適地である。強健でとても育てやすいが、乾燥に少し弱いので夏場の乾燥に注意。強い光がなくても育つので、室内でのプランターやポット栽培も可能。

 

播種・移植・収穫・採種などの注意点

 播種は2-5月、9-12月が適期。種まき床に十分散水し安定させてバラマキする。好日性であるので、ごく薄く(1-2mm)覆土するか、覆土なしでワラや新聞紙をかぶせるだけでも良い。発芽までは表面が乾燥しすぎないように管理する。本葉が出たら、鉢上げする。

 花は、環境が良ければ6-7月に小さな白い花を咲かせる。黒く熟した小さな実を種として使う。

 強健であるが、収穫後ごくわずかに施肥すると、長期間収穫することができる。