静耕舎が所在する室原(保曽の一地域)は、和気町の最北端に位置する集落です。和気町内直近の集落まで5km程度と町内では孤立していますが、備前市・美作市と隣接する市に属する集落にはもう少し近いものがあります。

　集落内には2㎞程度の県道沿いに30件余りの家屋があり、人口は70名強。その8割が高齢者という日本の農村地域の典型的な過疎化現象が生じています。その一方で、近年積極的な受け入れ政策が功を奏してか、20％強の世帯が他地域(特に都市部)からの移住者です。

　集落ではその時の世相を反映して、ワタ、桑（養蚕）、タバコなどを栽培していた時代もありましたが、現在ではほとんどの農家(兼業)が稲作に従事しており、園芸作物や果樹栽培は自家用を除いてあまりみられません。

　2019年9月に当集落を訪れた大学生が、「室原ええとこマップ」を作成してくれたので、是非ご覧ください。

　標高２８０mにあるこの集落では、山地と田畑で様々な動植物を見ることができます。こちらで確認(視認)できたのは以下の通りです。下の写真は、スタッフが近所で撮影したものばかり。まだまだいると思うので、是非探しに来てくださいね。

　＜哺乳類＞

　ニホンジカ、イノシシ、タヌキ、アナグマ、ハクビシン、

　キツネ、ウサギ、ネズミ、イタチ、リス

　＜鳥類＞

　ハシブトガラス、マガモ、アオサギ、カワセミ、フクロウ、キツツキ、

　トンビ

　＜両生類＞

　アカハライモリ、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル

　＜爬虫類＞

　シマヘビ、クロヘビ、マムシ、イシガメ、ヤマカガシ、トカゲ

　＜昆虫＞

　ケラ、トンボ(種類特定できず)、カマキリ、クワガタムシ、コガネムシ

　＜水生昆虫＞

　ミズスマシ、タガメ、タイコウチ、コオイムシ、ミズカマキリ、ガムシ

　ここでは静耕舎スタッフが実際に行って、お勧めできる場所のみを案内しております。スタッフが行けていないだけで面白いところ、行くべきところはまだまだありますので、普通のガイドブックも参考にしながら、滞在中のご予定を計画してください。