コゴミ

 概要:

 クサソテツとしても知られる、春の山菜の代表格。山間部の河原や湿地に多く自生する。ゼンマイのような新芽を利用する。アクがほとんどなくそのまま茹でてお浸しにしたり、天ぷらなどに利用される。さっぱりした食感でおいしく食べられる。

主な利用方法

天ぷら、お浸し、ゴマ和えなど、利用範囲は広い。

固めに茹でて(1分間程度)、冷凍すると2週間は保存が可能。

栽培の方法

栽培上の特性 

 湿度を保てるところであれば土質はあまり問わない。活着するまでは少し湿度の高い半日蔭がよいが、活着後はあまり乾燥しないところであれば日向、日陰でも育つ。

 敵地であれば春先から盛んに葉が伸び、夏季は休眠期となるので成長が止まる。夏~秋口には葉が劣化し始め、冬期は葉が枯れる。3月下旬から4月頃、再び萌芽する。株の外側に向かってランナーを伸ばし、繁殖するため、適地であれば広範囲に繁殖していく。

播種・移植・収穫・採種などの注意点

 春先や秋口に、ランナーの先にできた子株を苗として彫り上げ定植すると容易に増やせる。春から夏に定植する際は、活着までは水分を多めに管理する。

 寒さには強いが、凍結と乾燥には注意する。