ゲンノショウコ

 薬効が現の証拠であることが、名前の由来。タンニンを多く含み、その苦みが消化器の不調に効くとされる。

主な利用方法(伝承される薬効)

地上部を乾燥させて煎じる → 下痢、腸炎の緩和

煎液でうがい → 扁桃腺炎、口内炎、歯茎の腫れ

生の液汁 → 虫刺され、軽い切り傷

入浴剤として使う → あせもの改善

栽培の方法

栽培上の特性

 水はけのよい、やや湿り気のある場所を好む。日当たり~反日蔭が適する、腐植質にとんだ土壌が適するが、比較的適性は広い。土が乾燥すると、茎が固く、花や葉、全体が小さくなる。

播種・移植・収穫・採種などの注意点

 9月以降、種子が熟していくので、こぼれだねで増殖する。種子を播種する場合は、5㎜程度覆土し、発芽するまで土を乾かさないように管理する。発芽温度は10-15℃。