カラスウリ

 概要: 雌雄異株であるので、増殖のためには両性株が必要。他方、夏季に形成した塊根で越冬もするので、一旦生育すると株の維持は可能。雄花は大きくスズメガのみが受粉可能。

主な利用方法

未熟果は、漬物、炒め物、天ぷらなどに利用可能。

花やツルは生け花などに利用可能。

漢方としての利用も可能。

また、根の澱粉は天花粉として天然のベビーパウダーとして使われる。

栽培の方法

栽培上の特性

 日光を好み、耐暑性に優れている。土質は選ばないが、ツル性植物は水分をよく吸うので、不足しないように留意。

播種・移植・収穫・採種などの注意点

 直播も可能であるが、発芽率は低いので、種まき床やポットに点播きし、育苗後日当たりの良い場所に抵触するのがよい。発芽までは1か月前後の時間がかかる。3月下旬から5月に播き、乾かないように留意する。ツルが繁茂すると風通しが悪くなるので、適宜剪定する。