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真夜中の珍客

夏場と違い、この季節ほとんど姿を見かけないので、時々鳥獣の気配を身近に感じて驚くことがある。

今朝は庭に出しっぱなしにしていた米ぬかの袋が食い荒らされていた。足跡から察するに、いずれもこの付近に生息しているのは確認されているので、アナグマか、ハクビシン。いずれも食すと美味とのことだが、山に仕掛けたわなにかかったことはない(というか、まだいずれの獣もかかったことはない、、、、腕のせいか?)。

少し前になるが、こちらは雪が積もった朝の光景。積んでいたわらのそばで雨宿りならぬ雪宿りをしていたのではないかと思われるウサギの足跡。畑の周りを囲む柵をくぐり、鳥小屋やわらの山をぐるぐるっとめぐり、またほぼ同じ場所からお帰りになった足跡をずっと追いかけて寒さを忘れたなんて記憶がよみがえってきた。

 

今の時期も山を歩いていると、姿は見えないけれどもきつつきが木をつつく音がリズミカルに響いてくる。

夏家で寝ていると、時々天井裏か屋根の上でバタバタッと音が聞こえてくることがある。

以前こちらでも紹介したとおり、成虫を見たことがないのに、堆肥の中にはカブトムシとカナブンの幼虫であふれている。

この前帰宅したら、家の土間から台所の窓を覗き込んでいたテンかイタチがさっと姿を消したのを見かけた。

 

もしかしたらキーボードをたたいている今も何かの動物から見張られているんじゃないかと確かめてみたくなるのだけど、目が合ったりすると怖いような気もして振り返れずにいる。