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シンちゃんたちの住むところ

ヤギは群れで暮らす動物である。 そのためか、昨年8月に2頭のヤギが来て以来、ヤギ見たさに人は集まるは、新たなヤギがもちこまれるはで、なんと6頭のヤギを所有するに至った。

当初は畑の脇の野良作業小屋をメッシュワイヤーで囲ってヤギの居場所にしていたのだが、さすがにこの頭数では手狭になってきたので、飼育スペースを拡大することにした。実はこれまでも耕作放棄地を草場として借り受け、時間があるときのヤギの散歩先にしていたりしたのだが、今度は永続的な放牧場として新たに一枚借り受け、ここにヤギ小屋を建てることにしたのだ。

まず初めに作ったのは、それぞれのヤギの個室。大型犬の犬小屋を想像してもらえればいいだろうか? ふんが落ちるように床はすのこ上にし、横三方と上面を板で囲う比較的簡単な構造の小屋だ。しかし設計をする上でむくむくと大工魂が頭をもたげ、一つ一つがことなるアイデアで作ることになった。

 

第1弾は、アルミサッシ用L字アングルで骨組みを組んで、壁に使ったコンパネで強度を出す、いわゆる西欧的構造。一番簡単なものだ(写真参照)。

第2弾は、少し技術を使いたくなって、つまりほぞ組だ。道具も知らないものだから、まずはノミでほぞ穴をあけるなどというステップを地道にやった。横木に穴をあけて、すのこになる部分を突き刺して固定している。

第3弾は、すのこのほぞ組を二つ穴にして、すのこの床をH型に加工して突き刺したもの。よくよく考えるとあまり強度が上がるわけではない割に手間だけがかかった。しかし、L字アングルの使用をやめたので、すっきり木材だけで仕上がるようになった。

 

これらの作成を通じて培った技術(?)を集結して作ったのが、グループ小屋。2畳分の広さがある小屋である。こちらも柱やすのこ床部分はほぞ組を使いながら作り上げた。これまでと違い複数のヤギに入居してもらうことを想定しているので、自分の体重をかけて強度を確認しながらの作業。少しずつDIY力が上がってきたなぁと思いながらも細かなずれは材木の柔軟さ頼みという、、、、、。

 

 

 

まぁ、反省はありながらも3つの個室と会議室を作り上げてオスヤギを迎え入れる準備ができました。

12月初旬追記。

 アルミサッシ用L字アングルは日々日々シドの頭突きを喰らい続け、ついにひしゃげてしまい、小屋が斜めに傾斜する結果となったが、その他の小屋、グループ小屋は快適にヤギ達に愛用されている毎日である。ちなみに今はさらに仔山羊が生まれ、8頭のヤギを飼うに至っている。

 

1月初旬追記

 第1の小屋のL字アングルがついに破壊され、第3の小屋にならい、基礎構造からすべて木材を使って改修中、、、、。