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あらしの前

前回の記事に書いたモニターツアーの準備段階のお話。実際にはツアー参加者には本集落の真ん中を走っている町道沿いに散策してもらったのだけど、準備段階では山道も検討していました。絶景ポイントや、変わった動植物がみられるということも期待していたのです。また、山の中にも農業用の貯水池や、炭焼き跡があって、それなりに面白いかなぁと思っていました。

しかし、下見で歩いてみると、昔人が通っていたであろう尾根道はほぼほぼ藪と化していて、よくて獣道レベル。むしろ新たに道を作る気持ちで、連日ルート開拓をした。1日目は途中で迷って下山し、2日目のトライアルで写真の室原山の三角点を発見。しかし、下山ルートでまた迷ってしまい、思っていた方向とは違うところに出てしまうという結末。

そんな感じでツアー当日を迎えてしまったので、山道を案内することは残念ながら断念。

しかし、歩く途中で様々なキノコを見つけた。毒のような気もするし、おいしそうな気もするし、、、、。と、悩ましく思いながら眺めてみる。今度、町内にいるキノコ博士に写真を見せて、鑑定してもらわねば、、、と決意。また、地面から視線をあげると、夕日に照らされた木々が鮮やかに彩られている景色も幻想的である。

ぼーっと景色を見ていたら、行く先で怪しげな動物の気配。何かの鳴き声と木の擦れ合うガサガサという音がする。警戒しながらアプローチをかけるが、正体は不明のままであった。

と、いろいろな発見がある山道。時間と体力とガッツのある人はお連れしますよ!

ちなみに町道沿いでも豊かな自然に出会えます。我が家から徒歩10分程度の長谷の池。池のほとりでBBQや、読書をしたら、リフレッシュできそうなスポットです。