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嵐のあと

昨日は雨が降るという天気予報だったので、急いで苗の定植をして潅水せずに待っていたのだが、雨は一向に降らず(ネットの天気予報では常にその一時間後くらいから降るというもの、、、)、今か今かとじれて日中を過ごし、ようやく夕方に雨が来た。そして、まさかの豪雨。そして雨の前に吹き荒れた大風。

一夜明けて、田畑の様子を見に行くと、トマト畑に張っていたビニールマルチは風に飛ばされ剥がれているは、田んぼはいきなり水浸しになっているはで、それぞれ急いで作業しなければいけない状況になっていた。

田んぼは田植えに向けて準備していたところに水が入ったので、これ幸いとトラクターで代かき。昨日まで半乾きだったところに雨水が溜まったのでさまざまな虫が草によじ登っている水が引くのを待っていたようだ。トラクターを乗り進めると、さまざまな生き物が泳いでいく。今日の天候はぽかぽかと心地よく、風も穏やかで水面も凪いでいるので、まるで南国の内海をボートで進んでいるような気持ちになる。ぴょんぴょんと水上をはねるクモはまるでイルカのよう。うねうねと体をくねらせながら逃げていくオケラは海蛇のよう。少し水の中に目を凝らすと自由に泳ぎまわるミズスマシやコオイムシがいて、珊瑚にまとわりつくスズメダイのように見えてくる。一番余裕があるのはカエル。水に浮かんでボーっとこちらを眺めており、トラクターが近づくとサーっと泳いで逃げていく。この動きは、、、、、ウミガメにそっくりだ。なんだか久しぶりに海にもぐりたくなったなぁ、、、、。 ところで、さすがにオケラは泳ぐようにできていないので、見つけると写真のように手ですくって畦に逃がしてあげました。右の方は代掻きが終わった部分。前方及び左手はこれからトラクターを進める部分です。

 

ちなみに、トマト畑のビニールマルチの一部(9番)が飛んでしまったので、実験の構成が変わってしまったが、残り9畝で比較実験を続ける予定。