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和気の熱い日

静耕舎のスタッフは地元の消防団に入っている。防災への協力もしたいということもさりながら、町内での知り合いも増えるからというお付き合い的な意味もある。消防団の役目は火災のみならず、町内で行方不明者が出たときの山狩りや、水害対策などの緊急対応のみならず、地元の消火栓お確認や、防災訓練の実施など、日々の業務もあある。まぁ、消防署のような専業とは異なり、住民組織なので、本業の手が空いているときに協力するということなので、比較的気軽に参画できるところ。

 そんなゆるさを吹き飛ばすような硬派な世界が、操法訓練大会。地区、県、全国と各レベルで行われている消防団の一大祭典である。ポンプ車、そして小型ポンプを操作・運用する一連の動作を演じ、その出来栄えを競う、言ってみれば空手の演舞のような競技だ。それぞれ、指揮者を含めて、5人組、4人組で行う。備前地区大会で県大会への出場権を手にしていたわれらが和気町第3分団のチームは、本日の県大会でポンプ車部門で優勝し、全国大会へ駒を進めたのだった。風の強い中、送水ホースがあおられてねじれるような不運も乗り越えて優勝したポンプ車チーム、おめでとう!!

ちなみに私たちはもっぱら応援。そして一部ではありますが、この大会の様式美に貢献しました。

(写真はわかりにくいのですが、小型ポンプ操法の開始時。左端中央ゼッケンをつけているのが競技者。1組1組がこうして演じるのを多くの審査員(=消防署員)が見守ります。また、多くののぼりが立つ中、右端のこいのぼりは和気町の徳永こいのぼり社が寄贈した和気町消防団の必勝のぼりです。)