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秋の夜長に物想ふ

秋分の日も過ぎ、すっかり夜が更けるのも早くなった。この辺りは夜が更けると虫の声が聞こえてくるばかりで何をすることもない。

我が家はTVも置いていないので猶更ゆっくりできる時間ができる。

晩御飯の用意に時間をかけることができるので、この頃のマイブームは火鉢でもち焼き。ぷっくらと膨らむおもちも、炭も、火鉢もすべてお隣からの頂き物、、、。決して足を向けては眠れない方々だ。

昔の人の「魚は殿様に、もちは貧乏人に、焼かせよ」との言葉通り、焼け具合が気になる貧乏人のように間をあけずにもちをひっくり返しながらこの半年を振り返る。

会社というある意味同じ目的を持った集団ではない人々とどっぷりとつかって暮らし始めたこと。いきなり広大な農地を耕し始めたこと。手作業にこだわっているつもりだけれども、そのこだわりに意味があるのかなぁと半分悩んでいること。ふくれてはしぼむ餅のようにいろいろなことが思い浮かんでは結論のないままに消えていく。

醤油にちょっとつけてまた焼き直して、香ばしいおもちをほお張れば、後に残るのは、充足感とお隣りへの感謝のみ。こんなにお気楽でいいのかと軽く悩みつつ、お腹がくちくなって眠気に襲われる、、、、。難しいことはまた明日考えようっと。