シャク

 概要:

 別名ヤマニンジン。山裾のやや湿ったところに自生する多年草。ニンジンの葉に似た二回三出羽状複葉で、小葉は細かく裂けている。夏には高さ1-1.4mにもなる。臨床で栽培も考えられる。

 

主な利用方法

若芽や若葉を天ぷら屋浸し、あえ物、炒め物などにする。

シャク納豆 シャクを茹でて刻み、納豆にかける。

シャク入り肉料理 生のシャクを刻み、ソーセージ、ハンバーグ等ミンチ料理に使う。

 

栽培の方法

栽培上の特性

 半日蔭で湿気のある肥沃な土壌を好む。強健で育てやすいが、乾燥に少し弱いので夏場の高温乾燥に注意。5月初旬から中旬に花を咲かせ種を落とした後地上部は消失するが、秋口には萌芽する。

 

播種・移植・収穫・採種などの注意点

 播種適期は2-5月、9-12月で、覆土は軽め(3-5mm)ほどで、乾燥しすぎないように管理し、本葉2-3枚目の頃、鉢上げし、ツルが伸び始めたら定植する。

 

 3-6月が旬で10-20㎝くらいに伸びた若芽を収穫する。茎が伸びあがったものも先端の葉は柔らかいので花の咲かないうちは食べられる。