ロゴは2018年後半から翌年にかけて公募し、審査の結果、ジョルジョさんによるデザインに決定しました。ここではロゴにこめられた意味、デザインしていただいたジョルジョさんのご紹介をいたします。
ロゴのコンセプトは、この図のとおり、静かな山中の谷地で人が田畑を耕しながら人々の集う場所を作っているというもの。ここ室原での私たちの、そして訪れるお客様が楽しんでいただける生活そのものを表しています。
ジョルジョさんが特にこだわった箇所は、上図の赤字のとおり、静という字と山のイラストの呼応、耕の偏が表す人(農耕者である私たちとお客様の両方)、舎の字のひとやねが表す建物の屋根です。
考案者のジョルジョさんは、東京にお住まいの工芸及びデザインの研究者。もともとはイタリア出身ですが、イギリスに12年以上住まわれた後、2016年にご家族とともに日本に引っ越してこられました。元々はエンジニアリングコンサルタントの職に長年就いておられましたが、その後大学で焼き物を中心とする現代工芸をテーマに博士号を取得されています。ジョルジョさんのご関心は、芸術、建築、書き物、版画、科学技術と幅広く、自宅の工房で身の回りをものを修理したり、便利グッズを手作りしたりして楽しんでおられます。また、菜食主義で野山を歩いて自然に触れることが大好きな方です。
静耕舎には、奥様の悦子さん、生後半年の花江ちゃんとともに2018年秋に滞在され、楽しんでいただきました。採れたてのエダマメに舌鼓をうったり、周辺の里山を散策してカリンなどの山の恵みに与ったりしたことが思い出に残っているそうです。
ジョルジョさんはインスタグラムで、焼き物の世界を発信しておられますので、ぜひご覧ください。