アマチャヅル

 概要: 

 雌雄異株でツルはとても柔らかい。8-9月に星形の小さな花を咲かせ、雌性木には7-8㎜程度の丸い実がなります。初役名は七葉胆で、神経の興奮やストレスを鎮める効果がある。また、西岸作用も確認されており、関節リュウマチ、低血圧、動脈硬化、肝臓障害などの予防効果もあるとされている。

主な利用方法

アマチャヅル茶

 8-9月に茎、葉を晴天の日を選んで下葉1枚くらいを残して刈り取り、水洗いをして汚れを落としたのち、少しずつ束ねてつるし水を切る。生乾きの時、2-3㎝くらいに刻んで、さらに天日でよく乾燥させる。

 水1リットルに対して、大匙1-2杯の茶葉を入れ、火にかける。沸騰後約8分ほどとろ火で煮だす。急須の場合は、1-2杯のアマチャヅル茶葉を使い、お湯を注ぎ、ふたをしてから約5分ほど蒸らす。

栽培の方法

栽培上の特性

 西日のあまり当たらない日向から反日蔭で、湿り気が多く、あまり乾かないところが適している。ツルが伸びるまでに支柱を立ててツルを誘引してやると採取しやすくなる。

播種・移植・収穫・採種などの注意点

 挿し木、播種(4-6月)のほか、初夏の花がつく頃に株分けすることで増殖させることができる。

 収穫の手順は、利用方法を参照のこと。